親と自分の老後不安をまとめて解消|ファイナンシャルプランナー柴沼直美

親の異変に気づいて うまく医師に診せる方法

LINEで送る
Pocket

自分の孫に何度もミルクを与える母親を見て

皆さんの中で、親の異変に気づき医者に診せたいと思いつつ

受診を拒否されて困った経験がある

という方はいらっしゃいませんか?

 

あるクライアントさんで、フルタイムでお仕事をされているので

実家の母親に、自分の子供の面倒を助けてもらっていたけれど

異変に気づいた方の話をご紹介します。

 

その日は仕事がお休みで、親子3代でのんびりとした時間を楽しんでいたのですが

おや?と思ったことがあったそうです。

彼女のお母さんが、自分の子どもに何度もミルクを与えていました。

初孫なのでミルクをあげることが楽しみなのか?と思うことにしたけれど

その日以来、心配になってこまめに様子をチェックするように

当時同居していた彼女のお父さんに頼んだそうです。

 

やっぱり、おかしい?

与えすぎだ。

ということになって、彼女の脳裏に

ミルクを与えたことを忘れているのでは?認知症では?

という疑念が膨らんだそうです。

しばらく様子をみていたお父さんも、言われてみれば、

というのですが、誰も認めたくなかった。

でも不安になって、会社の同僚に打ち明けたそうです。

不安になったらすぐに相談

同僚の妹さんが介護職員だというので聞いてもらったところ

認知症の疑いが強いので、すぐに専門医に診てもらうように勧められました。

でも問題が。

どうやって医者に連れていけばいいかわからない

内科や外科ならば本人も自覚症状があって連れていきやすいですが

神経内科、となると、どういった理由をつければいいか思いつかないのです。

もともと、頑固なところがあるので猶更

 

優しい嘘

同僚の妹さんに教えてもらった優しい嘘を使いました。

「80歳以上の人を対象にした健康診断があって

凄く人気だから、内科はもう枠がない。今回は神経内科だけど

同じような内容だから一緒に行こう。

帰りに、良太(孫)の新しいおもちゃを選んでほしい」

といって誘ったそうです。

お母さんは、しぶしぶですが『良太のおもちゃと無料健康診断』

に載せられて診察を受けさせることができたそうです。

結果、アルツハイマー型認知症と診断され、

不安は絶望になりました。

 

課題を先送りするのが一番まずい

結局、お母さんは診断されてから10年たって亡くなったそうです。

自分の親を一点の悔いなく見送ることができる人はいないでしょう。

でも彼女は、あの時勇気をもって課題を先送りしなかったのは

よかったと思うと言っていました。

 

誰もが、いやなことから逃げたいという気持ちを持っていますが

1つ1つ課題から逃げずに向き合うことで新しい可能性が見つかります。

 

自分を育ててくれた親は、自分より先に弱っていきます。

 

 

 

 

 

 

 

コメントは受け付けていません。

LINEで送る
Pocket

老後資金や親の介護など、あなたにぴったりのストレスのない解決方法をご紹介いたします。

お問合せはこちら お問合せはこちら arrow_right
PAGE TOP