親と自分の老後不安をまとめて解消|ファイナンシャルプランナー柴沼直美

住宅ローンの組み方について

住宅ローン 組み方 方法

コロナ禍によって、今までアクセス重視されてきた「マイホーム」の視点が変わってきたようです。都心のマンションから、「注文住宅」への注目が集まる中、気になる諸費用や住宅ローン、そして支払いのタイミングなどについてこちらのサイトに投稿しましたので、ぜひご一読ください。

頭金ゼロでも諸費用は現金で支払わなければならないもの

一般的に注文住宅を購入する場合にたとえ頭金ゼロで、全額ローンで賄おうとしても必ず支払わなければならないものがあります。

「諸費用」と言われているもので、税金や手数料を指します。これらの支払いは必ず現金で行います。

具体的には、契約時の印紙税や、登録免許税や司法書士報酬などの登記費用が含まれます。

ローンを組んで購入する場合はこれに住宅ローン借入費用が加わります。

諸費用は住宅総額の10~12%

注文住宅の場合は土地・建物の総額の10~12%前後と考えてください。

例えば総額で4,000万円という予算の場合は400万円~480万円になります。

土地・建物を3,500万円程度に収めるというイメージになります。

無理のない返済負担率は25%まで

返済負担率というのは、年収(手取りではなく額面)に対して住宅ローンの年間返済額の割合のことです。

「年間返済額÷額面年収×100」で求められます。

一般的に無理のない返済負担率は25%までといわれています。

しかし実際には、20%を超えないというのが家計にしわ寄せがこないプランだと思います。

年収500万円の100万円(20%)でも家計に厳しい

例えば年収500万円の場合、税金や社会保険料を控除後の手取り(実際に使える可処分所得と言いますが)は380万円といわれています。

これに対して、年間20%のローン負担(対年収)とすれば、100万円が返済にあてられますので、自由になるお金は280万円となって、額面の56%にまで落ちてしまいますので家計には厳しくなります。

返済負担率17%なら余裕

返済負担率を17%まで下げれば、ローン返済は年間85万円となり、自由になるお金は295万円です。

たかだか15万円の差と思うかもしれませんが、少しまとまった出費があった時などにおいておけるだけの金額になります。また計画する返済額は少し控えめに見積もっておいて、余裕ができたら繰り上げ返済に充当すれば、気持ちにも余裕が生まれます。

余裕ができれば、繰り上げ返済

繰り上げ返済をすれば、手数料はかかりますが、ローン返済期間を短縮したり、月々の当初設定額を少なくしたりすることができます。

この記事を書いた人

柴沼 直美

大学講師、ファイナンシャルプランナー(AFP)、MBA(ファイナンス)。生命保険会社勤務後、渡米してMBAを取得し、外資系金融機関で企業分析・資産運用業務に従事。現在は大学で英語・金融・キャリア教育を担当するほか、資産形成・新NISA・投資信託・年金・相続など、お金に関する記事を執筆しています。 また、金融情報メディア「ファイナンシャルフィールド」の執筆者としても活動しており、初心者にもわかりやすく、正確で実践的な金融情報の発信を心掛けています。 保有資格はCFP(日本FP協会認定)、CMA(証券アナリスト)MBA(ファイナンス)、CDA(キャリアアドバイザー)、全国通訳案内士(英語)。

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