親不孝者!と言われても
「まだ大丈夫」と思っているうちに準備を
自分にとって親はいつまでも
自分より偉大な存在などと思っていても
ちょっとしたところから
途方に暮れてしまうものです
介護についてのご相談として多いのが
「そろそろ考えないと」と思っているけれど
デイケアや施設入所の話を持ち出すだけで
猛反対されるので
「もう少し様子を見てから」
と言われます。
「もう少し様子を見る」っていつまで?
ではその「もう少し」というのはいつまででしょう。
老親は「今」が一番若いので
明日は今日より
1カ月先は先月より
加齢により、身体や認知能力は
程度の差はあっても
確実に下がっています。
在宅介護は無理です
介護する方もされる方も
在宅で一緒に、と誰もが思います。
当然でしょう。
でもこれは無理です。
昭和時代に比べて寿命は長くなっていますが
健康寿命は70代でほとんど変わっていません。
70代から80代後半は
誰かの支援なしで日常生活を不自由なく過ごすのは
「無理」だと割り切ることも必要です。
その時が来てからでは遅すぎです
手に負えない、と限界になってからでは遅すぎます。
行政の力を借りるには
さまざまな書類を用意しなければなりません
毎日一緒に過ごしている場合でも
気づいたときには、
客観的に介護する人の判断で
積極的に専門家に任せる準備をはじめましょう。
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