新NISAで配当金生活はできる?毎月5万円・10万円に必要な資産をFPが解説
この記事でわかること
- 新NISAで配当金生活はできるのか
- 毎月5万円・10万円の配当金に必要な資産額
- 高配当株とインデックス投資の違い
- 配当金生活のメリット・デメリット
- 初心者が配当金生活を目指すポイント
新NISAで配当金生活はできる?必要資金や現実的な始め方をFPが解説
「新NISAで配当金生活はできる?」「毎月5万円の配当金をもらうには、いくら必要?」「オルカンやS&P500より高配当株の方がいいの?」と気になる人も多いでしょう。
新NISAでは配当金が非課税になるメリットがありますが、配当金だけで生活するには相応の資産が必要です。また、高配当株だけに集中投資するとリスクが高まる場合もあります。
この記事では、新NISAで配当金生活を目指すために必要な資産額や、高配当株との付き合い方、初心者向けの考え方をファイナンシャルプランナーの視点からわかりやすく解説します。
結論|新NISAで配当金生活は可能だが、多くの資産と長期的な準備が必要
まず結論
- 新NISAでも配当金生活は目指せる
- 毎月の生活費を配当だけで賄うには多額の資産が必要
- 初心者は資産形成と配当収入を両立する考え方がおすすめ
配当金生活は夢のある資産運用ですが、短期間で実現することは容易ではありません。
まずは資産形成を優先し、将来的に配当収入を増やしていく考え方が現実的です。
配当金生活とは?
配当金生活とは、株式などから受け取る配当金を生活費の一部または全部に充てる資産運用方法です。
高配当株や高配当ETFなどを保有することで、定期的な配当金を受け取ることができます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 収入源 | 配当金 |
| 主な商品 | 高配当株・高配当ETF |
| 特徴 | 定期収入を期待できる |
| 元本保証 | なし |
毎月3万円・5万円・10万円の配当金を受け取るにはいくら必要?
必要な資産額は配当利回りによって異なります。
| 毎月の配当金 | 年間配当金 | 利回り3% | 利回り4% | 利回り5% |
|---|---|---|---|---|
| 3万円 | 36万円 | 約1,200万円 | 約900万円 | 約720万円 |
| 5万円 | 60万円 | 約2,000万円 | 約1,500万円 | 約1,200万円 |
| 10万円 | 120万円 | 約4,000万円 | 約3,000万円 | 約2,400万円 |
これは単純計算による目安であり、実際の配当金は減配や株価変動などの影響を受けます。
私はFPとして相談を受ける中で、「毎月5万円の配当金を受け取りたい」という相談をいただくことがあります。
ただし、多くの人は資産額だけを見て驚かれます。配当金生活は短期間で目指すものではなく、長期にわたって資産を育てた結果として実現を目指す方が現実的です。
高配当株とオルカン・S&P500の違い
| 比較項目 | 高配当株 | S&P500 | オルカン |
|---|---|---|---|
| 目的 | 配当収入 | 資産成長 | 世界分散投資 |
| 収益 | 配当+値上がり益 | 値上がり益中心 | 値上がり益中心 |
| 分散性 | 銘柄数による | 高い | 非常に高い |
配当金を重視するなら高配当株、長期的な資産形成を重視するならオルカンやS&P500という考え方があります。
配当金生活のメリット
① 定期収入が期待できる
株価を売却しなくても現金収入を得られる可能性があります。
② 老後資金として活用しやすい
年金に加えて配当収入を受け取ることで、生活費を補える可能性があります。
③ 長期保有しやすい
配当金を受け取りながら運用を続けられるため、長期投資のモチベーションにつながる人もいます。
配当金生活のデメリット
注意点
- 配当金は保証されない
- 減配・無配になる可能性がある
- 資産が大きくないと十分な収入になりにくい
- 株価下落リスクがある
- 高配当株へ偏りやすい
初心者はどう考えればいい?
初心者は、いきなり配当金生活を目指すよりも、まず資産形成を優先することがおすすめです。
私はFPとして相談を受ける中でも、「まずはオルカンやS&P500などで資産を増やし、その後に高配当株を組み入れる方法」を提案することが少なくありません。
資産が増えてから配当収入を増やす方が、長期的には無理のない資産形成につながるケースが多くあります。
楽天証券で始めるメリット
楽天証券では、日本株だけでなく米国株や高配当ETF、投資信託まで幅広く取り扱っています。
新NISAを利用して高配当株へ投資したい人はもちろん、オルカンやS&P500などのインデックスファンドと組み合わせた資産形成もしやすい証券会社です。
- 新NISA対応
- 国内株・米国株・高配当ETF・投資信託を幅広く取り扱い
- 1株単位で購入できる商品もある
- 楽天ポイント投資に対応
高配当株だけに偏るのではなく、インデックスファンドなどと組み合わせながら長期で資産形成を続けやすい点も魅力です。
よくある質問
新NISAで配当金生活はできますか?
可能ですが、多くの資産が必要です。配当金だけで生活費を賄うには数千万円規模の資産が必要になるケースもあります。
毎月5万円の配当金を受け取るにはいくら必要ですか?
利回り4%で計算すると約1,500万円が目安です。ただし、配当金は将来にわたって保証されるものではありません。
高配当株だけに投資してもいいですか?
可能ですが、一つの投資方法に偏ることになります。オルカンやS&P500などと組み合わせることで、資産全体のリスクを分散しやすくなります。
配当金には税金がかかりますか?
新NISA口座で一定の条件を満たして受け取る国内株式などの配当金は非課税です。ただし、外国株式では現地で課税される外国税を負担する場合があります。
配当金生活は初心者にもおすすめですか?
初心者は、まず資産形成を優先し、その後に高配当株を組み入れる方法が現実的です。配当金だけを目的とした投資よりも、長期・積立・分散投資を基本に考えることが重要です。
配当金生活は何歳くらいから目指せますか?
年齢よりも資産額や家計状況が重要です。若いうちは資産形成を優先し、退職が近づいた段階で高配当株の割合を増やすという考え方もあります。
まとめ
- 新NISAでも配当金生活を目指すことはできる
- 毎月の配当金を得るには多くの資産が必要になる
- 高配当株だけへの集中投資は避けることが大切
- 初心者はオルカンやS&P500との組み合わせも検討したい
- 長期・積立・分散投資を基本に資産形成を進めることが重要
配当金生活は、多くの投資家が一度は憧れる資産運用のスタイルです。
しかし、配当利回りだけで投資先を選ぶと、減配や株価下落によって思うような成果を得られないこともあります。
新NISAを活用する場合は、高配当株だけに偏るのではなく、オルカンやS&P500なども活用しながら、自分のリスク許容度に合った資産配分を考えることが大切です。まずは少額から積立投資を始め、自分に合った資産配分を見つけることが、配当金生活への第一歩といえるでしょう。
執筆実績
柴沼直美は金融情報メディア ファイナンシャルフィールド でも、資産形成・新NISA・家計・相続などに関する記事を執筆しています。
出所
- 金融庁「NISA特設ウェブサイト」
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/ - 金融庁「つみたて投資枠対象商品」
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/products/ - 一般社団法人 投資信託協会「投資信託の基礎知識」
https://www.toushin.or.jp/ - 日本取引所グループ(JPX)
https://www.jpx.co.jp/