99.7%の中小企業、5.3%の賃上げやるの?
マイナス金利解除、確かに大転換
ここ数日マイナス金利解除のニュースがよく見られますが
根拠との1つなっているのが、賃上げが進んでいること
ということですね
「賃金が上昇➡私達の懐に余裕が出る➡物を買う➡物が売れる
➡景気がよくなる」
というのはわかりますが
報道されている5.28%の賃上げ率達成というのは
いわゆる大企業ですよね
日本の中小企業比率99.7%
中小企業基盤整備機構のサイトに載っている統計数値では
企業数の比率は99.7%
働く人の比率は69.7%
が中小企業です。
この分類に入る企業も大企業と同様の賃上げ達成できるのでしょうか?
シナリオ通りにシンプルには進まないのでは?
と思います。
ローン金利負担上昇懸念から「大きな買い物」には手がでない
3,500万円、35年ローンで、変動金利が現状の0.37%から0.1%上昇すれば
返済負担は70万円増
さらに金利上昇が続けばもっと負担は大きくなります。
大企業にお勤めの人でも、「ん?!待てよ」
となってしまうでしょう。
個人的には問題はもっと違うところにあるような気がします
中小企業を救済する助成金・補助金制度が拡大すれば?
大企業を中心とする「好循環サイクル」に乗り切れない
中小企業を助けるなければならなくなると
助成金・補助金制度を拡大させざるを得なくなり
国の財政問題はさらにひっ迫することには、ならないでしょうか?
結局「好循環サイクル」に乗れた大企業と
乗れなかった企業、そしてそれぞれに属している
「好循環勝ち組」VS「乗れなかった組」
の二極化がより一層進む、といった
副作用の方が大きくなるのでは
のような気がします。
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